春合宿 2015 報告、第一報
		5月22日(金)、23日(土)、24日(日) 沖縄訪問 
		
			5/22(金) 
			   12:50 那覇空港4F レストラン風月前集合 
			   13:30 航空自衛隊那覇基地見学 
			   15:30 レンタカー等手続き、分乗 
			   16:50 首里城、(oki-park.jp/shurijo/) 、昼食 
			   17:15 那覇ビーチサイドホテル着 
			              (www.nahabeachsidehotel.com/) 
			   17:45 研修会1(御菓子御殿国際通り松尾店) 
			              琉球・沖縄の芸能と歴史、狩俣恵一(沖縄国際大学) 
			   18:00 懇談会
  	
			5/23(土) 
			   08:30 集合 
			   09:00 ひめゆり平和祈念資料館・ひめゆりの塔 
			              糸満市字伊原671-1、098(997)2100 
			   10:00 平和記念公園 
			   12:00 旧海軍司令部壕見学 
			   13:00 嘉数(カカジ)高台公園 
			              普天間基地を眺める 
			   13:30 昼食(3丁目の島そば屋) 
			   15:15 名護市到着、ホテルルートイン名護 
			              0980-54-8511 名護市東江5-11-3 
			            (www.route-inn.co.jp/search/hotel/index.php?hotel_id=86#) 
			   15:20 研修会2(ホテルルートイン名護食堂) 
			              私の沖縄講座、岡田敏明(システムユニ) 
			   16:00 オリオンビール工場見学
  
							
			5/24(日) 
			   09:30 集合 
			   10:15 美ら海水族館、昼食 
			   13:00 辺野古海岸 
			   16:30 那覇空港着
  
			参加費用 
			全行程参加	・・・・・・・・・・13,500円 
			参加費に含まれないもの 
			最寄り駅から那覇空港までの往復旅費、昼食、夕食、懇親会費用
  
			参加者 
			 	岩崎雅昭, 飯野謙次, 佐々木英三, 岡田敏明, 佐藤公一,  
				大澤勲, 佐々正光, 石井健児 
	
 
 
 
  
 失敗学会が初めて泊り込みでイベントを行ったのは、設立から5年経った2007年の御巣鷹山登山だった。このときは 慰霊登山の前日、 8月11日に静岡入りした。夏真っ盛りだったが、夏は大阪の大会が定例となっており、後からこの御巣鷹山慰霊登山と前日の研修を第1回春合宿と呼び、翌年からは5月開催を念頭に、泊りがけで勉強会を兼ねて見学、訪問を行うようにしている。失敗学会春合宿の始まりである。第1回の静岡から、山陽、中部、四国、山陰、北陸と足を延ばした後、2013年は東北、昨年は九州、そして今年はついに沖縄訪問が実現した。遠いのと現地往復の交通費は自己負担(もちろん現地交通費も自己負担だが、レンタカー相乗りのため割安になる)ということもあり、8人とこじんまりした合宿となったが、沖縄の歴史と現状について大いに考えさせられた。主な訪問先、拝聴した講演等について簡単に報告する。
 航空自衛隊那覇基地
 この基地は、民用那覇空港と滑走路を共同利用している。ここは、私たちが訪れた12日後の6月3日に、航空自衛隊ヘリコプター、全日空機、日本トランスオーシャン航空機の3機が絡むニアミスですっかり世間に知れ渡ってしまった。詳細は 朝日新聞デジタルの記事(2017年7月20日Access)に詳しい。 
 今回の合宿は第二次世界大戦沖縄戦から現在に至る『戦争と基地問題』について考えることがテーマだ。このため、日本がもつ自国の防衛力も見ておきたく、訪問を申し込んだ。事前に住所明記の参加者名簿を提出したこともあり、最初は少し緊張したが。教室のようなところに案内され、紹介映像視聴、説明・質疑で会話をするころには打ち解けていた。まずは気体整備場に案内された。この機体だけは写真OKですよという F-15Jの前で整列して記念撮影。本物の戦闘機を真近に見ると男子はアドレナリンが体を走る。
  
 
  
  
 この後、マイクロバスに乗って基地内を案内していただき、旧海軍砲台の遺跡がある高台に上った。写真には、たまたま同じときに訪問を予約されたご婦人2名と子供の3人パーティが写っている。砲台の説明を読むと、アメリカ軍の上陸が始まったのが1945年4月。6月にはここを撤退して旧海軍司令部壕(合宿2日目に訪問)に移ったとあるので、2ヶ月もここだけで戦闘が続いたのがわかる。 
 今回の合宿を前に、参加者には『島唄』に作者が込めた意味をネット検索して読んでおいて欲しいと伝えてあった。私自身、たまたま沖縄情報の事前調査中、出くわしたものだった。2005年8月22日の朝日新聞朝刊に掲載されたという記事情報が再掲されてあり、作詞作曲の宮沢和史さんの思いが綴られている。その唄い出し、春から咲き始めるデイゴの花とともに風、嵐、波状攻撃へと戦闘が続く。 
 
 
飯野謙次
  
(つづく)
 
 春合宿常連となられた会員の佐々正光さんから、今年も感想をいただきました。尻切れトンボになってしまった昨年の報告を繰り返さぬよう、各報告に関連した感想を順次掲載させていただきます。
 
	
		
		【航空自衛隊那覇基地】見学では、国交省が管理する民間と自衛隊の共用空港で、自衛隊のスクランブル発進も多いとの説明がありました。 
		 産経ニュース電子版 (2015.4.15 15:40)によると、2014年度の空自南西航空混成団 (那覇市)のスクランブル発進回数が 468回に達したとのこと。これでは、各種トラブルが発生するのではと、思っていましたが、現実に6月3日に離陸滑走中の全日空機の前を航空自衛隊のヘリコプターが横切り、全日空機、日本トランスオーシャン航空機を含めた3機の衝突の恐れも発生しました。 
		 琉球新報 (1996年12月14日)によると、那覇空港では、12月13日に自衛隊機と旅客機が 150メートル上空でニアミスをしていたとの報道があります。民間と自衛隊の共用空港では、特に自衛隊のスクランブル発進が優先すると思われますので、慎重な運用が求められていると思います。
		佐々正光 
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