ニュース報道によると、政権与党がサマータイム法案提出に向けて動き始めたそうですが、世の中の基準の一つである「時」がシフトするというのは、現代の、高度にシステム化された世の中では相当な危険を伴うことにはならないでしょうか。
具体的には、ビデオデッキや炊飯ジャーといった、時計を内蔵した家電は、買い換えるか、年に2回時刻合わせし合わせ直さなければならないのと同様のことが、日本中の、それこそ、山奥のダムの管理設備から交差点の交通信号機、病院の生命維持装置、鉄道の踏切制御装置のようなものまで、時計を内蔵した装置全てで発生することになります。
プログラムを改修すればよい、という意見もあるでしょうが、5月に発生した某銀行のシステム改修に伴う障害を見れば判るように、プログラム改修自体がリスクを伴う行為です。それに、日本に存在する時計を内蔵したあらゆる設備の改修を行うのは、経済的にも非現実的と考えざるを得ません。結果として、日本には、正規の時刻を刻む時計と1時間遅れた時刻を刻む時計が混在せざるを得ないことになります。このような事態は、様々な制御システムのトラブルの元にならないでしょうか。
病院を例にとって失敗シナリオを考えてみました。
1)病院のシステムの一部に、改修から漏れた装置Aが含まれていた。
2)装置Aは、患者の状態をモニタリングする装置Bの情報を受信し、点滴を制御する装置だった。
3)患者の状態をモニタしていた装置Bが患者の異常を検知、装置AにC時より点滴開始を指示
4)しかし、装置Aは内蔵している時計が1時間遅れていたため、C時になっても点滴は開始されず、その間に、患者の容態は急変、取り返しのつかない結果となってしまった。
あくまで思いつきの一例ですが、他にも沢山のシナリオが生まれそうです。
サマータイムは早ければ2009年夏から導入と言われていますが、かつての2000年問題など比較にならないほどの大問題を自ら呼び込むことになりはしないか。大きな危惧を覚えた次第です。
[51] 水戸市民 (2008/06/04 Wed 07:43)
友人のサムさんから、
あなたの注意力を試すテストです。
白チームは何回パスをしたでしょうか。
http://www.dothetest.co.uk/
お楽しみあれ。
[49] うさぎ (2008/03/20 Thu 00:37)
数え損なって、そのうえ「…」であります。
楽しめました。
[50] 見習い研ぎ師 (2008/03/20 Thu 07:09)
本日、失敗学会とはあまり関係ない仕事で、お客さんと話をしていました。中国製電子部品の品質に話題が及び、そして自然餃子問題にも。その時、ハタと気が付きました。
世の中では、悪意の従業員が日本に恨みをもって餃子に殺虫剤を混入した、という意見が日本では大勢を占めているようです。
中国ではそれは考えられないと言っていますが、以下のシナリオを考えました。
「おおい○○、今朝工場に来てみたら、機械の上をネズミが歩いていたよ。日本のお客さん、うるさいからよお、これじゃあまずいよなあ」
「おれなんか、昨日の朝、機械を覗いたら、ゴキブリがうようよだったよ」
「よおし、今夜帰るときは機械にしっかり殺虫剤撒いていこうぜ。そしたら、やつらが機械に寄りつくこともないよな」
「▼▼、それじゃあ頼んだよ。おれは早番だからお前が撒いておいてよね。」
「うん、わかった」
ところが翌朝も○○が早番、殺虫剤の話なんかすっかり忘れて、そのまま、洗浄もせず、機械を動かし始めた。。。。
[46] 飯野謙次 (2008/02/25 Mon 03:13)
写真イラスト無いです、すみません。
で、このシナリオの課題。
まず、残留濃度。機械にかけたのが移ったのであれば、もうちょっと可愛げのある濃度かと。直接餃子にかかったことに散布者は気付いていたと思います。
次に、今回の事件以前にも、中国では害意を持ってメタミドホスを食品に入れて中毒させる事件がいくつもあったそうです。(日本のマスコミ報道なんで、裏は取ってません)
毒性がよく知られているってことは、誤使用の可能性を低くします。
これを踏まえて、善意の失敗シナリオ修正案。
・会社が殺虫剤の容器を入れ替えていた(隠すためか、作業の都合か)
・従業員に説明してなかった(内部告発を恐れたか、説明を省いたか)
・結果、散布した人は「メタミドホス」と知らず殺虫剤を撒き、製品にもかけてしまった
ってとこでしょうか。
まあ、やっぱり最も有力な選択肢は「意図的混入」ではないかと思いますが、確かに、悪意の存在を前提にしていると見落とす部分はありますね。
[47] 茂木 (2008/02/26 Tue 04:54)