吉岡メモ完結
	 2011年3月11日、今に生きる誰もが経験したことのない大地震と大津波が発生した。
	東日本大震災である。この天変地異により、福島第一原子力発電所の1、2、3、4号機が大きく破損し、
	放射性物質を大量に放出、近隣住民はいまだに避難生活を余儀なくされている。
	 同年3月14日、失敗学会では元東芝技師、失敗学会理事の吉岡律夫さんのメモ連載を予告し、
	翌15日には緊急報告として吉岡さんによる14日午前付けの第一報を掲載した。
	
 “国内初「炉心溶融」か セシウムを検出 福島第一原発”
	 その情報を一般公開することの重要性を思い、
12月10日の年次大会発表後、
	まとめられた第68報まで、私たちの福島第一原発事故に対する認識は、
	
吉岡メモと共にあった。
	 吉岡さんには、今年に入って
第9回大阪夏の大会、
	
第11回年次大会 と御出講をいただき、
	このたびそこで話された内容を元に、最後の吉岡メモ集大成とも言える第69報、
	
“原発事故、その後どうする”
	(
 会員リンク )をお寄せいただいた。
	 これまでに発行された数多の事故調査報告書、その他報道(これらの中には、
	一般公開された吉岡メモや吉岡さんへの直接取材を元になされたものも多い)をわかりやすい言葉で解説された30ページ弱の読み物である。
	要はなんだったの、そしてこれから私たちはどうすればいいのと誰もが思う疑問に答えてくれる。
	 残念ながら、年次大会に参加いただけなかった方、またその内容をもう一度、
	御本人の言葉で読み直したい会員にお送りします。
	
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