特定非営利活動法人失敗学会 |
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第69回失敗学懇談会 in 春日
日 時 : 2009年 6月20日(土)、14:30-17:00
場 所 : 文京区アカデミー湯島5階学習室 参 加 者:(会員26名)金川昌義,酒井雄二,平真寿美,平和昭,藤岡芳晴, 飯野謙次,石橋明,中田邦臣,河東康一,中村弘,風田川禎男, 大木剛,浅野良雄,斉藤貞幸,肥塚茂正,水上洋子,石山秀雄, 児玉仁,柏恵子,平松雅伸,小山富士雄,梅沢伸三 (オブザーバ6名)三谷洋,鷺康雄,大堀徳豊,中井二朗,斎藤朗, 匿名希望1名 参 加 費: 一般1,000円、失敗学会員500円 進 行 : 14:30~15:00  事務局連絡(飯野謙次) 15:00~16:30 細田聡氏講演 「安全文化の展開を図るために ~安全文化評価ツールの開発と実施~」 17:30- 懇親会(本郷三丁目「あかかぶ」2,300円) 梅雨入りを過ぎたものの、この日は雨に降られることもなく、暑くもなく、湿度もほどほどで快適な土曜日だった。 久しぶりに湯島天神の大きな鳥居を横目に、アカデミー湯島での懇談会を迎えた。 日本では定期的な健康診断が社会に良く浸透しており、企業に勤める人はもちろんのこと、 自営業でも簡単ながらも基本的な健康診断を自治体が負担してくれる。高血圧や高コレステロール、 高γ-GTP、高血糖など、自分では気がつきにくい問題を発見する機会が、 普段は不摂生をしている向きには、すこぶるありがたい。そのままにしておけば様々な怖い病気や合併症、 それこそ油断しているとポックリということにもなりかねない。 先の第66回懇談会では、労働科学研究所から北島樹氏と吉川徹氏をお招きし、 同研究所の概要、それに(注射)針刺し事故とその予防について御講演いただいた。その後、有志が集まって同所を訪問し、 安全文化評価ツール(SCAT)について、今回御出講を願った細田聡氏に御説明をいただいた。 その内容は、今まさに多くの企業が欲していること、つまり産業事故や不祥事が絶えない今の時代に、 自分達は大丈夫か、軌道修正するならどこに着手するべきか、客観的データに基づいて評価をするツールについての解説だ。 後日、さっそく細田さんに連絡を取り、より多くの失敗学会員、それに一般からも関心を持たれる方々にも御説明いただける今回の懇談会実現となった。 参加者も久しぶりに30名を越え、にぎやかな懇談会となった。 人の健康診断は問題箇所を探り出し、それに適切な対処を行うのが目的である。しかし熟年になって来ると、 問題箇所はその背後にある悪しき生活習慣に起因していることが多く、取りあえずの投薬は行うものの、 根本的な生活習慣を正さなければ健康体を取り戻すことができない。 細田さんの安全文化評価ツールは、とりもなおさず組織の健康診断に他ならない。 組織も人間同様、成熟してくると悪しき文化がその中に根を張り、 それに気づかないままでいると、様々な事故や不祥事、それこそ油断していると内部告発から事業破綻ということにもなりかねない。 >>続きはこちら
[飯野謙次]
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