2005年7月3日, Osaka Japan -- 大阪科学技術センターにて
およそ100人の参加者を集め、ドアプロジェクト大阪シンポジウム
が開催された。これは、本年3月27日に東京、六本木アカデミーヒルズで
行われたドアプロジェクトで発信された重要な社会安全に関するメッセージを
西日本にも伝えようと、ドアプロジェクト代表畑村洋太郎氏が
主催したものである。同氏の基調講演「ドアプロジェクトに学ぶ」
から始まったシンポジウムは、ドアプロジェクト実験統括服部和隆氏
による実験と結果の報告、実験の様子を記録した映像、そして
最後に畑村氏により、「ドアプロジェクトで得られた知見」と題した
総括が行われた。
事故が起こったときに責任追及にとらわれず、
徹底的な力学現象と根幹原因の解明を行ったドアプロジェクトに
学ぶことは多い。ドアプロジェクトは終結しており、今後は
失敗学会ホームページ、9月に予定されている
アメリカ機械工学会(ASME)での発表等の情報発信が活動の中心となる。