中尾副会長、Newsweek記事
			失敗学の研究者が見た、日本人の「ゼロリスク」信奉
		
	
 Newsweek 日本版9月14日号に、中尾副会長の記事が掲載されました。
 「ゼロリスク信者」になってはいけない、チャンスとリスクを秤にかけて判断できる人にならなければいけない。私たちには、一級の工学者の言葉は重い。
 2011年10月の
金子毅教授特別講演が思い出される。日本の「安全第一」の概念が、アメリカの"Safety First"から独自の変化(進化ではない)を遂げ、形骸化してしまったとの戒めだった。
 この講演を視聴した人が中尾副会長の記事を読めば、「変わらない日本人」にため息をつくかも知れない。でも、誰もが「安全第一」を唱えていると安全が保証されると思っていた時代に比べると、少しは「自分で考える人」が増えていると信じたい。
 奇しくも、
金子教授の講演の後、質疑応答のディスカッションで、私は中尾先生に「大学の文理が協力して、安全文化を正しい方向に導けるだろうか」と質問を投げた。学生が与えられる教育を鵜呑みにするだけではなく、自分で考える場を与える教育は確実に増えている。
 中尾副会長の記事は、ネットでも公開されたので、ぜひともご一読いただきたい。
失敗学の研究者が見た、日本人の「ゼロリスク」信奉
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 同特集号には様々な視点から、この東京オリンピックはなんだったのかと考えさせられる記事もあって、読んだら鵜呑みにしないでまずは自分はどう思うか、考えてみるのがよい。。
【飯野謙次】