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   | アメリカ機械学会・失敗学特別セッション
	  
	    | October 1, 2004, Salt Lake City, USA -- アメリカ機会学会設計工学・
	    情報工学国際会議が9月28日から10月2日の5日間に渡り,アメリカユタ州,ソルトレークシティ
	    で開催された.ソルトレークシティ・ヒルトンの1階と2階のパーティ会場や会議室を全て借りて
	    500本余りの論文が発表された.この国際会議は,設計自動化会議,情報工学会議,設計論,
	    生産のための設計会議など,いくつもの小会議からなっており,その中でも第30回の記念大会を
	    迎えた設計自動化会議で「失敗学」が特別セッションの1つに選ばれた. 
 |  会場のヒルトンと筆者が宿泊した1910年築のPEERY HOTEL
 
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	    | この特別セッションでは,以下の4つの論文が発表された. 
	    "A Survey of the Study of Failure", K. iino, Y. Hatamura
	    "Text and Illustration Based Scenario Expressions for Conveying Failure Knowledge", Y.
	    Hatamura, K. Tsuchiya
	    "Quantifying Profit and Loss Associated with Failure Cases", M. Nakao, N. Yabuta, M. Terabe
	    "Transient Root Cause Analysis: A Model-Based Systems Engineering Methodology", T. Bailey, 
	    R. Misra, S. Woll, K. Otto
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	    |  左から大阪大学藤田教授,中尾副会長,スタンフォード大学石井教授,飯野副会長
 
 座長を務めた飯野副会長がまず,失敗学の誕生から現在進行中の研究まで紹介,さらに
	    やむなく欠席した畑村会長と土屋会員による“失敗知識を伝達するテキスト表現とイラスト表現”も発表
	    した.続いて中尾副会長が“失敗事例による利益と損失の定量化”を発表.組織の失敗は株価変動で
	    定量化できるが,公共事業では失敗して社会的制裁を受けても実損が少なく隠蔽の動機になってしまう
	    ことを説明し,会場の興味を引いた.最後は United Technology 社エンジニアが“モデルを使った
	    根幹原因の究明手法”を発表した.
 今回の会場はソルトレークシティであったこともあり,参加者は600名程度と
	    昨年を下回ったが,世界中の設計工学に関する研究をけん引するアメリカ機会学会の衰えない
	    勢いを感じさせる会合だった.来年は9月24日から28日,カルフォルニア州ロングビーチでの
	    開催が決まっている.論文草稿の締め切りは例年2月である.失敗学会員は是非ともどしどし投稿して欲しい.
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