第15回失敗学会京都夏の大会
【主催:失敗学会 大阪分科会】
【スケジュール】
09:50-10:00 開会宣言、
平松雅伸 失敗学会大阪分科会会長
10:00-11:10 ダイナミクス研究の失敗と発展、
國府寛司
11:10-12:20 火山防災、
井口正人
12:20-13:20 休憩 (各自昼食)
13:20-14:30 No SHIPPAI, No LIFE、
長瀬友行
14:30-15:40 元気な中小企業のコンセプト、
長瀬雅彦
15:40-15:50 休憩
15:50-17:00 思考停止する職場、
飯野謙次
17:00-17:15 総括、
平松雅伸・中尾政之失敗学会副会長
18:00- 未定 (参加費別途実費)
大会参加費: 【会員】 3,000円 【一般】 5,000円
本イベントは終了致しました
プログラム |
日付 | 講師 | 内容 |
10:00-11:10 | 國府寛司 (こくぶ・ひろし)
| ダイナミクスの数学 ~失敗から生まれた研究分野とその発展~ |
私の専門分野は「力学系理論」といいますが,これは時々刻々変化する現象,すなわちダイナミクスの問題を数学として研究する分野です。力学系理論は19世紀末にフランスの数学者アンリ・ポアンカレによって創始されましたが,それはポアンカレの研究の大きな失敗がきっかけになっていました。このポアンカレのエピソードを中心に,数学者はどのように研究をしているのか,力学系理論とはどんな分野なのかをできるだけ平易にお話したいと思います。 |
11:10-12:20 | 井口正人 (いぐち・まさと)
| 最近の火山噴火にみる火山災害軽減の実情と課題
|
避難もしくは活動火口周辺からの退去をもって災害の軽減を行う火山対策では,発生予測は核心的な事項である。大規模噴火が頻発した17世紀ほどではないが,わが国では火山噴火が発生し続けており,21世紀における最大の人的被害は2014年の御嶽山における水蒸気噴火である。それ以前に発生したヒヤリハット的火山噴火について紹介する。また,2015年の口永良部島噴火は噴火警戒レベルの発表が始まってから,唯一住民の避難がなされた事例であるが,これについても検証する。さらに,今後発生が予測される桜島の大規模噴火についても述べる。 |
13:20-14:30 | 長瀬友行 (ながせ・ともゆき)
| No SHIPPAI,No LIFE. ~失敗続きでも勝ち組になる人生の歩み方~ |
高校卒業後、3度の転職を繰り返し現在の勤務先である株式会社キャステムに入社するまで様々な失敗を繰り返しながらも現在最高に人生をエンジョイしているのは「失敗を恐れぬメンタル」を養っているから。ではそのメンタルはどのように磨かれているのか。私が過去に経験してきた失敗や、株式会社キャステムの事例などをご紹介しながらお話させていただきます。 |
14:30-15:40 | 長瀬雅彦 (ながせ・まさひこ)
| 中小企業の組織経営のあり方 ~効果的なマネジメントシステムの活用での人材育成~ |
今年で創立60周年を迎えます。特徴は人材育成のために ISO を導入・活用し、1 つの仕事を誰がやっても 同じようにできるようにし、多くの社会貢献活動を全員で実施し、社会と協働した取組みを当然と考えた活動を展開しています。各社マネジメントシステムを効果的に活用しながら、様々なリスクマネジメントを取り入れ、無駄、失敗を排除する取り組みを進め、働く仲間の幸せ、地域に愛され、地域になくてはならない企業として、インフラの町医者と呼ばれ、自社の企業理念、社是・目標を高く掲げ、経営してきた取り組みをご紹介したいと思います。 |
15:50-17:00 | 飯野謙次 (いいの・けんじ)
| 思考停止する職場 ~同じ過ちを繰り返す原因、すべてを解決するしかけ~ |
残念な予測、ミスの隠蔽、ずさんな対応、不十分な検証、事なかれ主義、暗黙のルール、創造性を抹殺する発言……成長・発展を停滞させる空気は一体どこから? 知らず知らずのうちに思考が停止しがちになる職場の傾向とその対策を考える。 |