失敗事例

事例名称 交通誘導員が工事車両を誘導中に普通乗用車にはねられる。
代表図
事例発生日付 2003年01月27日
事例発生地 大分県
事例発生場所 下水道工事
事例概要 この災害は交通災害である。下水道工事現場において交通誘導員が工事車両を誘導中に普通乗用車にはねられた。(右肩脱臼、右足打撲)
事象 交通誘導員が工事車両を誘導中に普通乗用車にはねられた。
経過 下水道工事現場において、交通誘導員が工事車両を誘導するため、車道に入り、通行する車両の停止をおこなった際、前方不注意の普通乗用車にはねられた。
原因 1)交通誘導員を配置しなくて済む施工計画を検討しなかった。
2)交通誘導員に対する安全教育が不足していた。
3)資格を持った交通指導員を配置していなかった。
対処 1)資格を持った交通誘導員(2級)を配置した。
2)交通誘導員に対する安全教育を実施した。
対策 1)できるだけ交通誘導員を配置しなくて済むような施工計画を検討する。
2)やむを得ず交通誘導員を配置する場合は安全教育を十分に行う。
3)資格を持った交通指導員(1級又は2級)を配置する。
知識化 ・作業計画の重要性                                           
・安全教育の重要性
・人員の資格の重要性
データベース登録の
動機
交通誘導員に対する典型的な災害であること
シナリオ
主シナリオ 不注意、注意・用心不足、作業者不注意、手順の不遵守、手順無視、操作手順無視、調査・検討の不足、事前検討不足、作業・工程検討不足、企画不良、戦略・企画不良、環境不良、組織運営不良、運営の硬直化、安全教育・訓練不十分、組織運営不良、構成員不良、構成員資質不足、定常動作、不注意動作、不用意動作、身体的被害、負傷、重傷、精神的被害、精神的損傷、関係者悲嘆、組織の損失、社会的損失、信用失墜
情報源 (株)熊谷組 九州支店 失敗例活用研究会
死者数 0
負傷者数 1
分野 建設
データ作成者 藤本 勝 (株式会社 熊谷組)