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失敗事例

事例名称 不意な車線変更でSUV が高速道路で横倒し
代表図
事例発生日付 1995年05月
事例発生地 米国ワシントン州
事例発生場所 高速道路 395
事例概要 SUV が高速道路で横倒しとなり、乗車中の 1 人が負傷により半身不随となった。
事象 A社製の 1994 年型 SUV、4Runner が高速道路を時速約 80km で走行中に横転した事故で(図2)、乗車中の 1 人が負傷により半身不随となった。
経過 高速道路を時速約 80km で走行中に隣車線の車両が不意に車線を変更したため、4Runner の運転手は路肩に一時移動して避け、走行車線に戻ったところ、車体が左右に揺れ始めた。その直後に車線を右に変更した際、車両が横倒しに 1 回転し、タイヤを下に停止。前部座席の天井が潰れて、運転手を含む他の乗員が軽傷、助手席に座っていた人が重傷を負い、下半身不随となった。他の車両への被害は無かった。
原因 1994 年型の 4Runner は車幅の割に車高が高く、横転し易かった。
対策 同車種は 1996 年型から車体をより低く、車幅をより広くする等の設計改善が行われた。
背景 SUV やトラックは、他の乗用車と比較すると、一般的に横転し易い。
後日談 事故後、下半身不随となったB氏はA社を相手取って欠陥車両の訴訟を起こし、勝訴した。
シナリオ
主シナリオ 調査・検討の不足、事前検討不足、安全対策不足、調査・検討の不足、事前検討不足、審査・見直し不足、構造の問題、試験
情報源 http://detnews.com/2001/autos/0105/11/-222742.htm
http://www.publications.ojd.state.or.us/S46683.htm
死者数 0
負傷者数 3
物的被害 車が破損した。
全経済損失 A社は $7600000 の損害賠償を支払った。
マルチメディアファイル 図2.A社製 SUV の欠陥詳細
分野 機械
データ作成者 ケイコオオクシ (SYDROSE LP)
中尾政之 (東京大学工学部附属総合試験所総合研究プロジェクト・連携工学プロジェクト)