失敗事例

事例名称 アルミ管製造時にバリの焼き付きで管が破断した
代表図
事例発生場所 生産ライン
事例概要 アルミ管の製造で、管を所定の径にするため、管をダイスに通していたところ、管が破断する不具合が発生した。ロールで管径を細める際に発生するバリが、ダイスに焼き付いたことが原因であった。対策として、図2のように、ダイスの前段にフィルタを設け、バリを除去した。
事象 アルミ管の製造で、管が破断してしまった。
経過 アルミ管の製造で、管径を所定の径にするため、管をダイスに通していたところ、管が破断してしまった。
原因 ロールで管径を細める際に発生するバリが、ダイスに焼き付いた。
対策 図2のように、ダイスの前段にフィルタを設け、バリを除去した。
知識化 製造工程では、材料粉や反応物などの異物が発生する恐れが多く、予防的な対応が必要である。
背景 被加工物をセットするチャックやベッドに付着した異物は、加工誤差を大きくし、押しキズの発生を助長する。セットするたびに、チャックやベッドを拭くことが大切である。
シナリオ
主シナリオ 不注意、理解不足、生産工程の配慮不足、圧延ロール、アルミニウム、製作、ハード製作、絞り加工、不良現象、機械現象、異物混入・混在、破損、破壊・損傷、破断
情報源 創造設計エンジンDB
マルチメディアファイル 図2.アルミ造管でのダイス焼き付き防止策
分野 機械
データ作成者 張田吉昭 (有限会社フローネット)
中尾政之 (東京大学工学部附属総合試験所総合研究プロジェクト・連携工学プロジェクト)