失敗事例

事例名称 2液混合タイプの塗装装置で混合比が狂い始めた
代表図
事例概要 2液混合タイプの塗装装置で、混合部に図2のような洗浄経路の管を連結したところ、数日で混合比が狂い始め、ついに閉塞してしまった。主剤と硬化剤がミキサー入口で混合し、固化したカスがブロック内の穴に逆流して詰まったためである。対策として、図3のように主剤と硬化剤を個別に洗浄する経路に改造した。
事象 2液混合タイプの塗装装置で、数日で混合比が狂い始め、ついに閉塞してしまった。
経過 2液混合タイプの塗装装置で、混合部に図2のような洗浄経路の管を連結したところ、数日で混合比が狂い始め、ついに閉塞してしまった。
原因 図2のように、主剤と硬化剤がミキサー入口で混合し、固化したカスがブロック内の穴に逆流して詰まった。
対策 図3のように、主剤と硬化剤を個別に洗浄する経路に改造した。
知識化 固まる場所はミキサー部であるが、固化したものは必ずしもガンの方向に流れるとは限らない。
背景 ミキサー前にも固化物が移動することも考えて、設計当初から洗浄管をミキサー前に設けるべきであった。
シナリオ
主シナリオ 調査・検討の不足、事前検討不足、自作・購入の誤判断、塗装、計画・設計、計画不良、不良現象、熱流体現象、流体、混合流、不良現象、化学現象、物質間反応、機能不全、ハード不良、機械・装置、動作不安定
情報源 創造設計エンジンDB
マルチメディアファイル 図2.洗浄経路(対策前)
図3.洗浄経路(対策後)
分野 機械
データ作成者 張田吉昭 (有限会社フローネット)
中尾政之 (東京大学工学部附属総合試験所総合研究プロジェクト・連携工学プロジェクト)