| 事例名称 |
フォトセンサでコンベアの停止ができなかった |
| 代表図 |
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| 事例発生場所 |
工場生産ライン |
| 事例概要 |
コンベア上を搬送されるガラスをフォトセンサで検出し、コンベアを停止させていた。ガラスの品種を変更したところ、コンベアが停止しない不具合が発生した。感度が大きくなる位置にセンサを固定できなかったことに加え、ガラスの品種変更で反射率が異なったためであった。 |
| 事象 |
フォトセンサでコンベアの停止ができなかった。 |
| 経過 |
図2のように、コンベア上を搬送されるガラスをフォトセンサで検出し、コンベアを停止させていた。ガラスの品種を変更したところ、コンベアが停止しない不具合が発生した。 |
| 原因 |
センサの感度が大きくなる位置にセンサを固定できなかったことに加え、ガラスの品種変更で反射率が異なったためであった。 |
| 知識化 |
フォトセンサの検出面での光量は、検出物体の反射率で大きく変化する。また、最適な検出距離は、背景光が変化したり(たとえば窓のブラインドを下げたり)、表面に色むらが発生したり(たとえば洗浄むらなどで)しても大きく変化してしまう。 |
| 背景 |
図3に各材質ごとの最適な検出距離を示す。白紙にて設定距離が200mmの場合である。 |
| シナリオ |
| 主シナリオ
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無知、知識不足、過去情報不足、ガラス、センサー、計画・設計、流用設計、搬送システム、機能不全、ハード不良、機械・装置、センサ、位置決め、認識不能
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| 情報源 |
創造設計エンジンDB
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| マルチメディアファイル |
図2.フォトセンサによる位置検出
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図3.各材質ごとの最適な検出距離
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| 分野 |
機械
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| データ作成者 |
張田吉昭 (有限会社フローネット)
中尾政之 (東京大学工学部附属総合試験所総合研究プロジェクト・連携工学プロジェクト)
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